純度100%の金、いわゆる純金は非常に粘り気が強く弾力性に富んでいます。 金づちなどでたたくととても薄く延ばすことができ、極限まで薄くのばした純金が金箔と呼ばれるものです。 さて、この非常に弾力性に富む純金ですが、リングやネックレスといった宝飾品に加工する場合、柔らかすぎてすぐに変形してしまいます。 そこで宝飾品として加工する場合、銅やパラジウムなどの加工物を混ぜて合金化し、固くしてから加工をするのです。
純金にこれらの金属を混ぜ合わせた割合によって金の呼び方も変わってきます。 24金→100%金 18金→75%金+25%の金属 14金→58.5%金+41.5%その他の金属 などが代表的なものとして挙げることができます。 純金に銅をはじめとした金属を混ぜ合わせ、色を奇麗な黄金色にしたものをイエローゴールドといいます。イエローゴールドは一昔前は一番人気があり、ほとんどの金の加工物がイエローゴールドでしたが、最近ではホワイトゴールドやピンクゴールドにその人気は押されています。
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