トルマリンとはケイ酸塩鉱物に属する鉱物のグループを指す総称で、結晶に熱を加えると電気を発する為に日本では電機石とも呼ばれています。
トルマリンの主な産出国はアメリカやブラジル、スリランカなどで、10月の誕生石ともされています。 もともとはイエロージルコンと呼ばれていた宝石なのですが、ジルコンにトルマリンが混合した石の総称と混同されてしまい、いつの間にかトルマリンと呼ばれるようになってしまいました。
トルマリンには、無色、紫、青、緑、黄色、褐色、赤、ピンク、黒など多彩な色合いがあり、それぞれが別々の石と考えられています。 それぞれに独立した名前が付けられており、アクローアイト(無色) ルーべライト(赤色、ピンク) シべライト(赤紫色) インディコライト(青色) ドラバイト(褐色または黄色) ショール(黒色) パライバ(ネオンブルー、ネオングリーン) バイカラー(2つのカラーが混在) パーティカラー(3つ以上のカラーが混在) ウォーターメロン(赤色またはピンク+緑色、バイカラーの一種)
という具合に命名されています。
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