トパーズ(topaz)

トパーズはトパズともいう鉱物の一種で、和名を黄玉(おうぎょく)といいます。
その名前のとおり、黄色いものが多いですが、宝石としては褐色のものが上質であるとされています。

トパーズはケイ酸塩鉱物にフッ素やアルミニウムを含む鉱物であり、加熱や放射線照射によって色眼がかわります。
強い衝撃を与えると中に傷(インクルージョン)ができてしまいます。

トパーズは水晶と同様に日本の各地で産出されています。
日本ではかつては水晶とトパーズを見分けるすべがなく、長い間トパーズは水晶とされていした。
しかしながら、西洋の鉱石学が伝わるやいなや水晶とトパーズが別物であるということが発見されたのです。
ブラジルやパキスタンなどが主な産出地とされています。

日本においては、岐阜県の恵那郡や、苗木地方、滋賀県の大津市、田上山が有名な産地として挙げることができます。

宝石の用語一覧に→戻る