スピネル (spinel)

スピネル (spinel) は、鉱物の一種で、日本名を尖晶石(せんしょうせき)ともいう宝石の一種です。
スピネルはマグネシウムとアルミニウムの酸化物で、赤色のものが多いですが、赤色の他にも青色、緑色、黄色、褐色のものも産出されています。

スピネルの産出地として有名なのはミャンマーやスリランカで、特にミャンマーで取れるレッドスピネルは最高級品とされており、とび抜けて高額で取引されています。

スピネルの中にはキャッツアイ効果、カラーチェンジ、スター効果のものが存在し、非常にバリエーションが富む宝石としても有名です。

スピネルとしての名前が認知されたのはごく最近のことで、かつてはルビーと混同されていました。
その最たる例としてはイギリス王室の戴冠式に用いられる王冠にセットされている皇太子のルビーは最近になって実はレッドスピネルであったことが判明しました。

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