ローズクォーツ(rose quartz)

ローズクォーツは水晶の一種の鉱物で、淡い赤色を湛える美しい宝石です。和名では紅水晶とも言われています。

石英に微量のチタン、鉄、マンガンが含まれることによって薄いピンク色が表れていますが、この色は環境などの変化によって退色しやすく、取扱に若干の神経を使うとされています。

ローズクォーツの主な産地はブラジルミナスジェライス州産とされており、現在流通しているローズクォーツのほとんどがここで産出されています。

かつてはアメリカがローズクォーツの主な産地として知られていました。それは世界最初のローズクォーツがアメリカ合衆国ラムフォード近郊の鉱山にて、ペグマタイト鉱床中から発見されたからです。アメリカでは今日もローズクォーツが産出していますが、先に述べたとおり、現在では最大の産出国の座をブラジルに明け渡しています。

パワーストーンの一種としても多く販売されており、日本において流通量の比較的多い宝石であると言っても過言ではないかもしれません。

 

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