ペリドット(peridot)

ペリドット(peridot、ペリドートとも)は、緑色のものが代表的な宝石の一種です。

非常に屈折率が高いので、明るい緑色が映えることが大きな特徴の宝石です。
古代のローマ人はペリドットが夜になっても見る事ができ、その鮮やかな緑色が暗くならなかったので、「イブニングエメラルド」とも呼んでいました。

ペリドットは中世ヨーロッパにおいて十字軍遠征の際に持ち帰られ、中世の教会の装飾に使われました。持ち帰られたペリドットの中でも200カラット以上ある大きなペリドットが、ケルン大聖堂にある東方の三博士の3つの聖堂を飾っており、神々しい輝きを放っています。

8月の誕生石とされており、石言葉は「夫婦の幸福」。
オーストラリア、アメリカ合衆国などが宝石として流通できるペリドットの主な産地とされています。

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