サードニックス(紅縞瑪瑙、Sardonyx)

サードニックスは日本名を紅縞瑪瑙(べにしまめのう)とされており、その名の通り紅色と白色の縞模様の入ったメノウの一種です。8月の誕生石とされています。

メノウは蛋白石、石英が長い年月をかけて幾層にも沈澱し堆積したことで発生する鉱物です。サードニックスも色目が層状に表れており、長い年月をかけて幾層にも生成されてきたことを物語っているのです。

サードニックスは紅と白色の縞模様を持つ宝石ですが、鉱物が沈殿した地層の成分や気候などによってその色が変化し、たとえば黒色と白色の縞模様をもつものはオニキスと呼ばれており、同じくメノウ類に属し、発生の過程もほぼ同じであるのにも関わらず、異なる呼び名で呼ばれています。

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