ムーンストーン(moonstone・サニディン)

ムーンストーンは和名を月長石といい、長石類の鉱物の中でも特に美しく宝石に使用されているものの総称です。ムーンストーンは高温で形成された単斜晶系のアルカリ長石で、ガラス光沢を持つという特徴があります。

透明度の高い長石にカボションカットなどを施し、月光を思わせる青や白の発光効果を持たせています。
特にムーンストーンの中でも青色のシラー効果があるものは「ブルームーンストーン」と呼ばれており、ワンランク上の宝石として高額で取引されています。

ムーンストーンの主な産地はインドやスリランカ、オーストラリアで、中でもオーストラリアのアデュラー山脈で産出されているものは、透明感が高く青く美しい光を放つため「アデュラリアンムーンストーン」と呼ばれています。

七色の光を放つ「ムーンストーンレインボー」や、さらに青色の光を称える、「ロイヤルブルームーンストーンレインボー」と呼ばれています。
ムーンストーンはペリステライトやラブラドライトなどと混同されて売られている場合もありますので注意が必要です。  6月の誕生石です。

宝石の用語一覧に→戻る