アクアマリン (Aquamarine)

海の水と名付けられたアクアマリンは、その名の通り水色で透明感のある宝石です。
分類的はベリエル（緑柱石）に属し、3月の誕生石とされています。（和名は藍玉）。

高級宝石であるエメラルドに近い素質を持っており、エメラルドを熱処理するとアクアマリンと同じような色目を持つ宝石に変化することができます。

比較的安価ながら色目の美しい宝石で、多くのアクセサリーなどに使用されており、その流通量は少なくありません。

アクアマリンの主だった産出地は、ブラジル、スリランカ、マダガスカル、ロシア、パキスタン、アフガニスタン、インドなどですが、中でもブラジルのサンタマリア鉱山で産出されるアクアマリンが世界最高品質であるとされており、「サンタマリア」もしくは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれ、他の産出地のアクアマリンとは一線を画した存在であるとされています。

アクアマリンは古くはその海を思わせる名称から、船乗りたちのお守りとして利用されていました。

宝石の用語一覧に→戻る