アレキサンドライト (alexandrite)

アレキサンドライト (alexandrite) は宝石の一種で、金緑石(クリソベリル、BeAl2O4)の変種です。
太陽光や蛍光灯の明かりの下では暗い緑色を示しますが、白熱灯や蝋燭の明かりの下だと色が鮮やかな赤色を発色する非常に美しい宝石です。
なぜこのように光によって異なる発色をするかというと、あれ気サンドライトは黄色系スペクトルを吸収するクロムを含有し、また石が反射する光に赤色要素と緑色要素の両方が平均的に存在することで、青みが強い光線の元では青色系の色を、赤みが強い光線の元では赤色系の色を反射するためです。

アレキサンドライトは産出量が少なく、非常に高価な宝石です。
人工のものも作られていますが、製造費が高いためほとんど市場には出回りません。

良質のアレキサンドライトは非常に高価で、ダイヤモンドに匹敵するほどの価格が付けられている物も珍しくありません。色眼が美しいアレキサンドライトはとてつもない金額で取引されています。

アレキサンドライトの産地としては スリランカ、ブラジル、ロシア、インド、そしてタンザニアなどがげられます。

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